My自治会とは?
「My自治会」は、自治会運営の効率化と、自治会役員と住民のみなさまのコミュニケーションを高め、地域活動の活性化をサポートするアプリです。
回覧板機能により、地域の情報を住民のみなさまが同時に閲覧することができます。
地域の住民によるコミュニケーションツールとしてご利用いただけます。
地域の住民による交流・親睦、相互扶助、環境改善、防災防犯、福祉、イベント開催、健康増進、青少年育成など様々な活動を行っている自治会の運営をサポートします。
ご利用前に所属している自治会情報を発行する必要があります。
自治会コミュニティは登録制ですので、自治会外部の方に情報など見られたりする心配はありません。また、お祭りの案内など広くお知らせしたい情報があれば、アプリ利用者に公開することもできます。
こんな機能があります
・回覧板を配信にて簡単にお知らせできます(運営側のみ)。
・回覧板では全員または一部の会員に絞って公開することができます。
・地域に関するアンケートなどを配信することもできます。
・アンケートでは、清掃活動や防災訓練などの参加不参加などの回答を集めることができます。
・自治会費をオンラインで支払うことができるので自治会運営の方の負担が減ります。
ココが便利
・回覧板は自宅にいなくても、いつでもどこからでも閲覧できます。
・シンプルな画面のレイアウトになってます。
・SNSで発信する感覚で手軽に回覧板を作成できます。
・今まで手渡しで行っていた集金がオンラインで解決できます。
お問い合わせ窓口
大東建託は「My自治会」を提供することで、安心・安全な暮らしの実現、地域活性化につながるようにサポートいたします。
みなさまの意見を参考に、より良いサービスにしていければと考えております。
ご要望・不明点・不具合などがあれば下記のメールアドレスにお問い合わせください。
jichikai(at)kentaku.co.jp
(このアプリは大東建託が運営してます。現在は一部の自治会を中心に運用しており、今後全国の自治会で利用できるように範囲を拡大する予定です。また、より多くのユーザー様にご利用いただけるサービスを目指し順次機能を追加していきます。)
自治会の成り立ち
人は原始の時代から群れを成して生活してきました。それは、一人または家族のみで生活するよりも集団でお互いに助け合って生活する方が外敵からの身を守ったり、食物の生産・確保においても様々な面で効果的であったからです。
それは集落となり、それらが集まって村落となり、更には一つの町や国が出来上がってきました。
その過程においても、変わらず近くの住民同士がお互いを助け合いながら生活を共にしてきました。
戦後の困難な時代においても、時代がどのように変わっても、日本の地域社会においては、住民による自治組織は他の組織によって代替することのできない重要な役割を担ってきました。
近年では人びとの価値観は多様化し、個を重要視する代わりに、地域の連帯感や人間関係に関心を持たない人たちが増えてきました。
しかしながら、阪神淡路大震災・東日本大震災のような未曽有の災害時で自治会の果たした役割などから、自治会の存在疑義が見直されてきております。
また、近年の少子高齢社会に伴う地域福祉の向上や行政との協働のまちづくりの推進のために、自治会の必要性は重要視されつつあります。
自治会の果たす役割
自治会は、身近な地域に暮らす人や家族単位の結びつきによって成り立ち、住民それぞれの人権が尊重されている中で、互いの親睦を図り、心が通い合うことで相互扶助の意識が生まれ、豊かで安心して暮らせる住みよい地域社会づくりを行うことを目的としています。
地域住民の深いつながりや地域の活性化は、法律や行政からの指示・指導により成り立つものではなく、住民自らが主体的に行動することで築かれるものです。真に住みよいまちづくりを築くために、自治会の果たす役割は大きいと言えます。
震災時の自治会の行動
定期的に防災・避難訓練を行い、避難所確認や防災用具の準備を整えていた自治会では、被災時には日頃の訓練が活き、スムーズな避難が行われたところが多いと言われています。
震災当日には災害対策本部を立ち上げ、住民の安否を確認。簡易トイレなどは災害用備蓄品から提供し、さらに、積み立てていた災害対策準備金で、飲料水や仮設トイレの提供を行った自治会もありました。
自治会が無ければ、自治会に参加していなければ、自身または家族だけで身を守り避難しなければなりません。いざ震災に遭遇した時に、火のもとを消すなど真っ先にやるべきことが出来るでしょうか?震災用具など避難所に持ち出すものは用意されているでしょうか?どこに置いてあるか把握していますでしょうか?避難所はどこか、どの道を行けば早くたどり着くのか、理解していますでしょうか?
自治会の活動の根幹には相互扶助の考えがあります。お互い助け合うということです。特に震災時には地域の人たちがお互い助け合うことで、1人でも多くの命が助かることにつながります。
被災を機に日本全国で多くの自治会が主体となって、防災組織が作られるようになりました。
活動
自治会では様々な活動が行われます。
相互扶助
自治会に入っていると回覧板などが回ってきて、地域の情報を知ることができ、近隣の人々と関わりを持つ機会が増えます。これにより住人同士の関係が深まることで、お互いに助け合う意識、行動が生まれてきます。家族構成や年齢など、あらかじめ知っていれば、いざというときの助けになります。
環境活動(清掃・美化)
公園や道、地域内の清掃・美化(ごみ拾い、草刈り、枝切りなど)の活動を行います。自分たちが暮らす地域がキレイで美しく、住みやすい街になります。
環境活動(ゴミ回収・リサイクル)
ごみを指定のゴミ袋にまとめたり、ゴミ袋を指定の日時・場所に収集したりすることで、地域内にゴミが散乱することを防止できます。
また、ペットボトルや缶、ビン、食品トレイなどをリサイクルボックスなどに収集し業者に回収してもらうことで、地域の美化だけでなく、資源のリサイクル化により、採掘量に限りがある天然資源の消費を抑制したり、埋立や処分量を減らすなど、環境への負荷を軽減することが出来ます。
防災活動
火災や地震などの災害発生時を想定した避難訓練や火の用心の見廻り、避難場所・地域の情報、防災の情報共有などの活動を行います。防災訓練ではお年寄りや障がい者など、特別に助けが必要な住民を認知・周知することができるため、いざというときに一人でも多くの方を助けることが可能になります。
また日常の安全確保のために、街灯やフェンスの修理やガードレールの設置、崖崩れの可能性がある箇所の補強など、公共施設についての改善要望を行政機関に提起します。
治安・防犯活動
空き巣、通り魔などの犯罪対策のために、防犯カメラの設置や定期的な見廻り、子供たちの通学路の見守り、注意看板の設置、見慣れない人や車の通報などの活動を行います。地元の安全確保は、安心して暮らす上で欠かすことが出来ません。
地域交流イベント
夏まつり、盆踊り、餅つき大会、敬老会、新年会、レクリエーション活動などの地域交流のイベントを親睦や慰労などの目的で開催します。
自治会員以外の近隣の住民も参加可能なイベントもあり、より広範囲の地域親睦に貢献しています。
交通安全活動
違法駐車・違法駐輪への注意、行政への通報、特に青少年・お年寄りへの交通安全の啓蒙活動などを通して交通安全活動を行います。
社会福祉活動
赤い羽根募金、チャリティーイベントなどの社会福祉活動またはその支援を行います。
健康啓蒙活動
ラジオ体操や健康増進・維持を目的とした運動の実施や、健康に関する情報の共有などを行います。
また、段差の改善や道路の破損・陥没の修繕などケガのリスク軽減につながる活動や自治会員にマスクを配るなど感染症防止対策など病気のリスク軽減につながる活動等を行います。
青少年育成・教育活動
地域の小中学校との連携、PTAへの協力、子ども会・青年会活動支援などを通して、青少年の育成・教育活動を推進・支援します。
自治会費
自治会は上記の様々な活動を通して、地域の安心・安全な暮らしを実現しています。
その自治会活動の実施・運営にかかる費用を、自治会費として自治会員から集めます。
自治会費の金額は自治会によって様々であり、月額100円程度から数1000円まで幅があります。
現在全国の自治会のほとんどが自治会費を集めるために1軒1軒自宅を訪問して手渡しで受け渡しを行なっております。
このアプリでは自治会が活動するための運営費(自治会費)をオンラインで支払い可能とし、自治会の役員の運営負担を減らすことで その他の自治会活動の時間へ有効活用できるようになります。
最後に
自治会は、阪神淡路大震災・東日本大震災のような災害時の避難所への誘導や救出・救護活動など、みなさんの一番身近な心強い味方となる自主的な組織です。
また都市化や少子・高齢化が進む中で、高齢者の親睦活動や青少年育成活動などを通じて、相互扶助の精神に則り、ご近所同士の助け合いが日常生活でますます重要になってきています。
一人でも生きていける便利な世の中になってきた今だからこそ、特に身近な人と人との交流・親睦を深めていくことがとても大切です。
My自治会を活用していただき、自治会の活動が効率的に運用されることで、地域の暮らしがより安心・安全に改善されていくことを望んでおります。